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燦こけし by 松田ひろむ

燦こけし by 松田ひろむ

(旧)こけしコレクション

特選こけしコレクション
系統 津軽系 土湯系 遠刈田系
作者 盛秀太郎 盛美津雄 阿保正文 高橋忠蔵 高橋佳隆 海谷吉右衛門
画像
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木形子居士 盛秀太郎 盛みつお(1988.1.15) 温湯 阿保正文 H20.1.27 忠蔵 七十七才 忠蔵 七十八才 鯖湖古型 佳隆 吉右エ門
寸法(cm) 47 18 30 24 27 21 30
特記 だるま絵・有色材 アイヌ模様・楓 幸兵衛型・椿 くびれ胴ろくろ線 丸顔 一側目・あやめ  
生没年 1896年(明治28)-1986年(昭和61)90歳で逝去 1955年(昭和30年)1月12日生れ 1983年(昭和58年)1月3日生れ 1893年(明治26年)4月29生れ)-1981年(昭和56年)87歳で逝去 1927年(昭和2)年生れ、1995年(平成7)68歳で逝去 1905年(明治38)9月10日生れ-1985年(昭和60)81歳で逝去
経歴 父元吉について木地修業。津軽系の始祖ともいえる存在である。大正時代末期に盛秀太郎の形のこけしが生まれた。寡作のため入手難で、それがまた人気を呼んだ。弟子に長男真一の妻初江の弟の奥瀬鉄則がいたが1992年(平成4)51歳で死去した。他に佐藤善二(斎藤幸兵衛型)などがいる。孫の盛美津雄が後継者となった。 盛秀太郎の長男真一の三男。大東文化大学卒業後、1977年より祖父に学びつつこけしを製作。すでに30年を経過した。 阿保六知秀の長男。2005年弘前大学を卒業、4月から父六知秀に師事。1年間はこけしのキーホルダーやストラップなどの小物を作っていた。こけしの初作は2006年。 1937年(昭和12年)橘文策が原ノ町を訪れ、知られるようになった。1960年67歳のときに東京都日野市に転居、娘とその夫、佳隆と同居した。住居の一隅にろくろを構え、注文に応じこけしを作った。 1945年高橋忠蔵について木地修業。1948年忠蔵の三女昌子と結婚し高橋姓となる。まもなく木地を離れ、1954年上京し京王帝都電鉄に勤務。1962年ごろより勤務の余暇にこけしを作った。1968年ごろは年に一回30本ほど作っていた。弟子に息子の高橋通、妻の美恵子、通の嫁の順子がいる。 青根の木地業海谷周蔵の次男、兄は周松。父周蔵は若くして没したので、母きくよは弟の海谷善蔵と再婚。一家はまもなく仙台市に移り、吉右衛門は義父善蔵より木地を学んだ。こけしの伝承ははっきりしない。収集家の依頼により義父善蔵のこけしを思い起こして再現したものである。兄周松もこけしを作ったが、現在海谷一家のこけしは継承されていない。
作風 作風は初期の素朴でややグロテスクなものから、戦後の甘美なものまで変化は大きい。 真面目に祖父の戦後の形を継承している。ていねいな作りでいわゆる楷書体。「こけしの道を行こうと決めたのは22歳の時です。祖父は、私には何も言いませんでしたが「頼りないけど、身内がやることになったのは良かった」と言っていたそうです。盛秀太郎の孫、というプレッシャーは確かにあります。ことに祖父の後継者だった叔父の奥瀬鉄則が亡くなってからは、盛秀こけしを継承するのが私一人になってしまいましたから。祖父の仕事は、とにかく丁寧でした。その念入りな仕上げは、絶対に守っていこうと思っています。私の役目は、この盛秀型を次の世代に引き継ぐことですから。こけし作りを楽しむところまでは、なかなかいきませんね。もっと素直に、大胆になれればと思っているのですけれど。」津軽こけし工人会編 「やさしさの匠」より(平成6年刊行) 父の六知秀に比べると線が繊細な感じがする。面相は穏やかで、これは父譲りだろうか。しかし六知秀よりも筆は柔かく、大らかで将来性が感じられる。幸兵衛型本来の野趣が出てくればいいと思うが、それは今後の楽しみとしたい。 原町や日野のものは楷書体と呼ばれる線の細かいものであった。1968年キンの写しを作って草書体が復活した。頭は角治や喜平にくらべて角ばっている。胴模様やその太さも多彩で楽しめる。 鯖湖系の情味を良く伝えている。忠蔵にくらべて柔かい味わいがある。寡作だっただけに、かえってキンの素朴な味が残っている。 仙台一般型との謗りもあったが、いま見ると大らかな少女の風貌は魅力がある。
備考 Yahoo!出品中 Yahoo! Yahoo!
補足 この作品は極端に細い目が盛秀とは異なった味わいを出している秀作。33歳の作品。 東京こけし友の会2008年1月抽選
掲載したこけしは、私の所蔵しているもの、またはかつて所蔵していたものです。Yahoo!に出品中のものもあります。


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